松村 紀子

２大広告プラットフォームのGoogleおよびFacebookは、ギャンブルのことに関して厳しく規制しており、カジノはそれらの一連の規則に従わなくてはなりません。GoogleおよびFacebookは地域法に従っているギャンブル広告を支持していますが、特定のギャンブル関連活動は許可していません。

そのため、ギャンブル関連の事業を営んでいて、Googleを使ってサービスを宣伝したい場合、以下のことに注意する必要があります。

オフラインギャンブル

例えば、Googleは実店舗のカジノ、実際の金銭を使ったギャンブル活動もしくは施設の宣伝は許可しています。ラスベガスやマカオのカジノのような実店舗のカジノ店がGoogle上で宣伝されているのをしばしば見かけることがあるでしょう。

これらの種類の施設に関して、その施設のある国に居住していない場合、広告を見たとしても直接店舗を訪れることができません。しかし、それらは間接的に将来の旅行計画に影響を及ぼし、広告を見た人はいずれラスベガスやマカオのカジノを訪れることになるでしょう。

オンラインギャンブル

オンラインギャンブル事業を宣伝したい場合、Googleの認可を受ける必要があります。認可を受けるにはいくつかの手順を踏む必要があります。認可を得られれば、以下のギャンブル活動に関する宣伝を行うことができます。それは、仮想通貨を使ったゲーム、オンラインスポーツ賭博、スクラッチカード、オンライン宝くじ、スロット、ブックメーカー、そしてオンラインカジノです。

また、例えばボーナスコードやバウチャー、電子書籍、チュートリアル、ポーカーオッズ計算機、スポーツピックなどの宣伝製品、あるいはギャンルの宣伝となるアフィリエイトコンテンツのような、ギャンブル関連コンテンツもしくはコンテンツへのリンクを取り上げるサイトの宣伝を行うこともできます。

オンライン上のカジノ以外のゲーム

Googleは、価値あるアイテムや金銭が賭けに使われたり、それらが賞金の現金の代わりに与えられたりするようなゲームの広告を許可しています。例えば、金銭を得るためのビデオゲーム、チェスのトーナメント、そしてファンタジースポーツの宣伝を行うことができます。

ソーシャルカジノゲーム

この種のゲームは、特定のガイドラインや方策に沿っていれば、広告を出すことを許可されています。広告主はGoogleの認可を受ける必要があります。ソーシャルカジノゲームは承認国を対象にし、未成年者を対象にしたものであってはいけません。したがって、キャンペーンを打ち出す際には地域および州の規制を確認する必要があります。

ゲームのシミュレーションのみで、現金もしくは何かしらの賞品を獲得することがない場合、ソーシャルカジノゲームの宣伝を行うことができます。

以下の行動は禁止されていますので、ご留意ください。

‐ゲームの成果物として、現金もしくは実際に賞品を得る機会を提供するソーシャルカジノゲームの宣伝

‐現金を賭けることのできる場所の宣伝

上記の規制に基づき、キャンペーンの予定対象地域の独自の追加制約に直面する場合もあります。ご存じのように、ギャンブル広告を打つことはできます。しかし、特定の一連の規則に従う必要があります。それに従っていれば何の心配もいりません!

Facebookは世界で最も大きな企業の１つであると同時に、最も価値のある企業です。

Facebook Inc.はInstagram、WhatsApp、Facebook Messenger、そしてFacebookを所有しています。これらの各アプリは最多ダウンロードカテゴリーに含まれており、何十億を超えるユーザーを抱えています。

したがって、ブランドがFacebook上にない場合、閲覧数を獲得するのは不可能で、つまり注目を集められないということになります。それでは、Facebook上でギャンブル関連事業を宣伝したい場合はどうしたらよいのでしょうか?宣伝は可能ですが、どのように宣伝すればいいのかについてみていきましょう。

Facebookとオンラインギャンブル

Facebookはアメリカ合衆国の会社として、たとえそれが海外であっても、アメリカ国内であっても、オンラインギャンブルに関しては注意深く対応しています。2006年の法令により、アメリカ合衆国において、全てのオンラインギャンブル活動は違法となり、現在も依然としてこの法令は適用されています。

このため、数多くのアメリカ合衆国企業は、ギャンブルの条件がより好都合である、国外でオンラインカジノを開業しました。数多くのアメリカ合衆国企業が何かしらのギャンブル活動の宣伝に関して非常に神経質なのはこのためです。

Facebookの承認を得るためには

コンペもしくは何らかのギャンブル製品をFacebook上で宣伝したいとします。この場合、広告用のアカウントを完全に稼働させるためには事前承認の申請が必要になります。これにはRMGもしくはオンライン上の現金ギャンブル用の申請書および質問票の提出が必要になります。

申請者は、使用予定のドメイン名とともに、自身のサービスを宣伝したい地域を選択する必要があります。RMG質問票に記入する際、無許可のプレイヤーによるサイトへのアクセスをいかにして防ぐ予定かの説明と、この活動が合法であることの説明をする必要があります。

認可されたギャンブル経営者の場合、許可証のコピーを提出する必要があります。他方で、フリードローやスカルベースゲームのように、活動がギャンブルの定義外のものである場合、許可がなくてもその活動がその領域内で合法であることを裏付けるために、資格を持つ法律顧問による意見書が必要になります。

賭け事に関する広告はなぜ失敗に終わるのか?

カジノ経営者が直面する課題は主に２つあります。それは全てのライセンスや法律に従わなくてはいけないということ、および１日に何度かキャンペーン内容を変えることを余儀なくするギャンブル業界の動的性質です。

法的問題により、最近までFacebookはギャンブル関連の広告を許可していませんでした。幸いにも、近年ソーシャルメディアは柔軟になってきています。現在Facebookはこの種の活動が合法の国においてはギャンブル関連の広告を許可しています。

したがって、新しいガイドラインではオンライおよび実店舗のギャンブル関連企業に対してFacebookとInstagramに広告を掲載することが許可されていますが、それはFacebookの承認が下り、地域法に従う場合に限ります。

オンライン上で事業を売り込むのに、多額の広告料は必要ありません。むしろ、札束の現金を費やさずに自身のブランドを世に打ち出すためのマーケティング戦略はたくさんあります。

デジタル時代やインターネットの出現以前、小規模事業がそのサービスを売り込む方法は限られており、チラシの配布や地域イベントへの協賛などの手段を用いていました。現在では、多様な手段を用いることができますが、それらを見極める必要があります!

高額ではない手頃な費用にてオンラン上で事業を売り込む方法をお探しでしたら、当社にお任せください。以下の当社サービス一覧をご確認ください!

ソーシャル リストアップ サービスの利用

Google Placesに登録することで、事業や会社を目立たせることができます。例えば、ウェブ上で顧客からの発見率が上がり、事業がGoogle Maps上に表示されるようになります。

必要事項を入力して登録し、メールや電話を通して行われるGoogle Placesの認証工程に従って事業証明を行うだけの作業です。YahooやMicrosoft Bingも同様のサービスを提供しており、登録は簡単です。

ソーシャルメディアに焦点を当てる

ソーシャルメディアを利用していないのなら、その事業は死んでいるに等しいと言えます。しかしながら、ソーシャルメディアは単に露出度を上げるための手段というわけではありません。むしろ、この世の全ての事業にとって必要不可欠な時間の投資なのです。

Facebookでキャンペーンを立ち上げたり、Twitterを通して顧客に直接呼びかけたりすることができます。もう１つ、顧客と繋がることができ、マーケティングキャンペーンを立ち上げるのに人気の高い手段として、LinkedInも挙げられます。

ブログを立ち上げる

ブログは会社を売り込むための手段になるだけではなく、顧客と繋がるための手段にもなるでしょう。しかし、ブログに関しては考慮すべき重要なことが１点あります。一貫性を持ち、できるだけ頻繁に新しい記事を投稿する必要性です。

ブログをやっていたとしても、あまり更新していないのなら、それは何の意味もありません。

YouTubeを利用する

マーケティングキャンペーンを特に盛り上げたいのなら、宣伝用動画を作ってFacebook上で発表するという手もあります。しかし、実際に成功するには、人々が興味をそそられ、かつ事業と関連している内容のものを作る必要があります。留意すべき点は、簡単な広告では効力がないということです。

宣伝用動画を作成したら、多くの人に見てもらえるように、全てのプラットフォームおよびウェブサイトで共有するようにしてください。

SEOもお忘れなく

この工程では、SEOが最も重要です。ページやウェブサイトが検索エンジン最適化されていない場合、人々はGoogle上でそれらページやウェブサイトにたどり着くことはできません。SEOを使いこなすには幾らか時間はかかりますが、粘り強く取り組めば必ずうまくいくでしょう。

関連するオンラインコミュニティに加わる

すべての事柄には独自のコミュニティが存在しますが、デジタルマーケティングもその例外ではないことをご存知でしたか?基本的に、フォーラムに登録し、Facebookのグループに加わることで、貴重な情報を得ることができ、かなりの時間を節約することができます。ここでは同一もしくは似たような課題に直面しているたくさんの人に出会い、互いに助け合うことができます。